佐藤可士和の超整理術 を読んだ感想 書評・口コミレビュー
有名アートディレクター佐藤可士和さん
これはアートディレクターの佐藤可士和さんが書かれた整理術についての本です。
佐藤可士和さんは、アートディレクターやクリエイティブディレクターの仕事をされており、ユニクロやキリンなど数多くの大手の企業のコンサルティングやデザインを行っています。
私が初めて佐藤さんを見たのは、YouTubeで茂木健一郎さんが司会を務める番組です。
活躍している方はどのような感じで仕事をしているのかとても興味を持ちました。この番組を見る前は、何か、最適な感覚でものを作っているのだと思っていましたが、実際は情報を整理し、いくつものアイディアを組み合わせたりするなど、感覚よりもノウハウがしっかりしてるなと思いました。
この本を買ったのも、そういった思考の整理や情報収集について学ぼうと思ったからです。
私は、マクロとミクロを一致させること、つまり小さなことを大きなものを全体で把握することがとても苦手です。
学生時代も社会がとても苦手で、それぞれの歴史上の人物が行った事は覚えられても、それはどの時代であったか、また他の事とどのようにつながっているかといった流れを把握することが全くできませんでした。
それはもちろん仕事でも同じことであり、目の前のことだけを見ていると全体が分からなくなり、全体を見ていると小さなところでミスが起きることがあります。
そんな私がこの本に出会い、読んだ中で印象に残ったことを書きます。
課題設定までのアプローチの重要性
問題解決を行う時には、情報整理し課題を設定することをにおいて、そのアプローチの仕方がとても重要だということです。アプローチの仕方を間違えると目的達成の完成度が低くなってしまうということをがとても印象的でした。
それが本当に正しい課題設定なのか、きちんと目的を達成できるのか、確信が持てるまできちんとしたノウハウで、考えることが大切だとわかりました。
捨てる勇気が大事
通勤時の荷物を減らそうつまりカバンを軽くしようということを考えたときに、普通ならば最低限必要なものを残すと思います。
しかし、思い切って何も持っていかない、つまり手ぶらで出社されるのです。
これはつまり、自分がどうしたいかというゴールのイメージが持てているのではないかと思います。そしてまずそれをしてみる。佐藤さんももちろん不安の気持ちはありましたが、実際やってみると意外とうまくいったそうです。
こういう事は日常的にも以外とあるのではないかと思います。
本当は一気にゴールに行けるのに、精神的なハードルを越えられずにゴールまでの道を自らの意思で刻んでしまう。マイナス思考の自分はとても考えさせられました。
機能が似ているものを比較する
自分の身の回りには似たようなものはとてもあると思います。仕事机とテーブル、iPadとスマホ、マジックとボールペンなど、さまざまです。
こういったものの機能の類似点を考え、昨日をカバーできるものはどちらかをなくしたり、その中間のもの新しく生み出すなど、制限を持って考えることで新しいアイディアが出てきたり、考えを整理することができます。
情報がとても多い時代なので、きちんと情報整理していかなければいけないと思います。
必要なものを必要な時に必要な分だけ取り出すことができる状態または環境にしておけるように、自分の周りの環境や自分の頭の中を整理していこうと思います。
普段の生活や仕事の整理術に困っていることにはとてもお勧めできる本です。
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