4つのブランドを立て直した八方塞がりを打破するマーケティング を読んだ感想 書評・口コミレビュー
私が今八方塞がりというわけではありませんが、大会社の経営者がどのようにピンチを打開してきたのか気になり購入してみました。
また、売り方には、売る商品を自分で探してくるパターンと、すでに売る商品がありそれをどう売るかを考えるパターンがありますが、私の仕事の性質上どちらも知識として必要なので、どのように考えついたのか興味がありました。
今の時代、変化に対応できなければすぐに業績は悪くなってしまうと思います。
業種によってもかなり業績も決まってくると思います。頭を使って考えていかないとすぐに競争相手にシェアを奪われることになりかねません。
この著者にはどのような状況で何をしてきたのか、本の内容と自分なりのまとめは以下の通りです。
◆ポイントは3つ
①業界の常識は考えない
・通常すぐに、既存のカテゴリにあてはめがちだが、大きな壁を越える場合は、あてはめずにフラットに考えた方が、制限なく考えることができて良い。
②皆と同じこと(努力)はしない
・皆と同じことは、なんだあれかと思われるけど、新しいことは可能性がある。(0の可能性が低い)
③情報収集はしない
・余計な情報が入って売れなさそうな理由を思うより、直感的な成功を信じて、成功するための方法を考えることの方が大事なこともある。
◆その他
- 色に名前=何をイメージした色か短いストーリーをつけることで買いたい動機につなげる。
- 買う人が嬉しくなる理由を作る。
- 『カレー』はいらなくても、『料理の鉄人のカレー』なら食べたい。これが欲しくなるスイッチ。
- 意見を言うのは、肯定してほしいのではなく、正しいか検証しているのだから、確認して穴がないか、反論がないか考えて相手に伝えることが必要。最初は辛いがそれがトレーニングというもの。
- 裏表上下左右など、あらゆる視点から発想して考える
- 商品への思い入れがある=思い入れがある分冷静に広い視点から見れない。
- 平日のオンのファースト、終末のオフのセカンド
- 失敗は小さいうちにやっておく。
私は、商品開発をして売れる商品を作りながら、実際に売ってみてうれない場合は、それをどう売るかを考えていますが、正直これと同じことを思いつくかはわかりません。
しかし、対策は無限にあるため、自分の考えた対策で成功することもあるかもしれません。
大事なのは、原則的な部分を学んで、自分の仕事にどう活かすかです。
とは言え、その原則的なポイントが、①業界の常識は考えない、②皆と同じこと(努力)はしない、③情報収集はしないという、今までの自分のやり方とは全く違うものにビックリしました。
やはり、売れないのが怖くて、売れているものの類似品でちょっと変わった機能があるとか、色が違うとか、なるべく売れる確率を高めるような形にしがちです。
しかし、それでは結局ライバルからシェアを奪うだけで、市場のパイを増やす活動ではないため、結局はパイの奪い合いで競争から逃れられず、また成功しても予想を大きく超えるようなものにはなりにくいと思います。
既存のやり方だけでなく、新しい発想でいろいろな商品を開発していきたいと思いました。
「4つのブランドを立て直した八方塞がりを打破するマーケティング」を買ってみた人のレビュー・評価や感想が気になっている方は、参考になさってください。
最近は各通販サイトでレビューが記載されていることが多いので、他の人の口コミや体験談、書評を確認して買う価値があるかを確認することは賢いやり方だと思います。
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