ITビジネスの原理 を読んだ感想 書評・口コミレビュー
私は仕事上、インターネットやネットショップ関連の本を読むことが多いです。
これは、その中で原理・原則をまずは知らないといけないなと思って買った本です。
著者は、マッキンゼー、NTTドコモ、リクルート、google、楽天など有名な会社に転職を10回してきた尾原氏です。
ITビジネスのコンサルタントしてずっと活躍されてきた内容について、またITビジネスの原理について学びたいと思いました。
下記は、私が重要だと思ったことや本の要約です。
- ビジネス=(相対的に)安いところから仕入れて、(相対的に)価値が高いところに売ること。
- googlemapsはアドワーズ広告のようになっている。しかも、検索されたデバイスが、iphoneなら、広告収入の一部をappleに渡すことになっている。→よって、携帯端末のシェアをとることが重要になっている。
- 収穫逓増→生産規模が大きくなると生産性がより高まっていくこと
- クラウドソーシング:一つの仕事を一人に任せるのではなく、複数の人に分散させてやってもらうことで、早くやる方法。※仕事が標準化されていないとダメ。
- 価値の細分化。得意分野の知識を複数の人で担当し、1つのものを作り上げる。
- 使用言語で一番多いのは中国語で約4億人、英語は約2.3億人。言語を使ってコミュニケーションをはかることは便利ではあるが、写真やイラスト、アイコン、数字などでコミュニケーションすることもできる。インターネットはますます普及していき、各国の母国語で使われる一方で、そのように直感的なコミュニケーションもより普及していくと思われる。
- これからのハイコンテクストなコミュニケーションを加速させる上でのポイントは、ギガビットインターネット(大容量通信。動画など)とウェアラブル(Googleグラスなど)
普段は、売上やコストなど、目先のことに集中して活動していますが、広い視点から全体像を視て考えることができました。
そもそもITビジネスはどうやって稼いでいるのか、何が価値となっているのか、大手の会社の事業の重要なポイントについて知ることができました。
(相対的に)安いところから仕入れて、(相対的に)価値が高いところに売るというのは、かなり基礎的なことですが、それをいろいろな方向から考えて何が相対的に高いかというポイントを掴むには、理解力が必要だと思いました。
今やいろいろな情報が転がっていますが、それを更に精査して正しい情報に削ぎ、自分で判断する能力が重要になっています。
技術が高まることで、それらを操る人の技術もどんどん高度化していくものです。
例えば検索の仕方1つにしても、以前は「テレビ」と検索していた人も、「テレビ 通販」、「テレビ番組」など、自分の知りたいことを複合キーワードで検索していると思います。
これは検索システムの向上によって、人間も検索技術を高めた証だと思います。
コミュニケーションはいつの時代も何かを通じてやりとりされています。
電話や手紙、インターネットなど様々あります。近年ではスマホの普及により、LINEでのやりとりがとても多くなっています。
メールに代わるデファクトスタンダードになりつつあるように思います。
ラインが一気に浸透したのは、簡単で使いやすいこと、表現力が高いことだと思います。スタンプにより従来の絵文字よりもさらに豊かな意思疎通が図れます。
実際、わたしもメールはおう面倒でラインばかりです。この楽さからはもう離れられないでしょう。
コミュニケーションを簡単に円滑にする価値は多くの人をハッピーにしたと思います。
成功するにはどういう要素が必要なのかをきちんとわかっていることが重要なのだと改めて思いました。
GOOGLEやYAHOO!、オンラインゲームなどさまざまな事業の成功要因に触れることができました。
個人的に、また本はまた読み返したいと思える内容でした。
ITビジネスに携わっている方にはおすすめです。
「ITビジネスの原理」を買ってみた人のレビュー・評価や感想が気になっている方は、参考になさってください。
最近は各通販サイトでレビューが記載されていることが多いので、他の人の口コミや体験談、書評を確認して買う価値があるかを確認することは賢いやり方だと思います。
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