佐藤オオキのスピード仕事術 を読んだ感想 書評・口コミレビュー
有名デザイナーの佐藤オオキさん
私が初めて佐藤オオキさんを見たのはテレビ番組です。
NHKのプロフェッショナル仕事の流儀です。
その時は仕事のスピードではなく、デザイナーとしての仕事の仕方やどのように仕事をしてきたかというものが中心でした。
その時とても興味を持ちました。熱心なのはもちろんですが、仕事のスタンスや人間性に惹かれたからです。
偶然本屋のビジネス本を見たときに、この本が売っていたためすぐに購入を決めました。
その中で特に記憶に残った点は、以下の通りです。
目の前の仕事だけに集中する
これは、マクロ的な視点とミクロ的な視点両方とも大事ですが、作業を行うときには目の前のことに集中して行うことが大事だという話です。動物の狩りのように、ターゲットを決めるときは周囲の状況を見て判断し、いざターゲットが決まったらほかのことには目もくれずに仕留めにいくというのに似ているかもしれません。
何か仕事をしていると、やってなかった事を思い出しヤバいなと思いを巡らせてしまうことや、他の仕事についてアイディアが出てきたりと同時に思考してしまうことがあります。
しかし、そのように並行して何かを考えられる人はよいのですが、私のようにできない人がそれをするのはよくないことだと思いました。
私は、最初に入った会社で、一つのことしかできないと生産性には限界がある。最低2つぐらい同時にできないとダメなんだという考えを植え付けられましたが、ずっとできないままでした。電話しながらテレビを見たり、業務設計しながら他の仕事をしたりなど、同時に2つのことをすることが課題でした。
しかし、ここでは目の前のことだけに集中する大切さを改めて感じました。
できないことをずっと行い、できるようになるということも一つの道ですが、できないならできないで他のやり方を探すことも一つの道であると思います。
自分の生産性が最も最適化できる方法は、自分でやってみるしかないなと思いました。
仕事はやりたいことから手をつける
これは、人間にはモチベーションややる気がその日や時間、環境によってかわってくるため、いいパフォーマンスができそうな仕事をすることで、やりたくないこともその勢いでやってしまおうというものです。
私は、イチゴのショートケーキのイチゴは最後に食べる派であり、いやなことは最初にやってしまいたいタイプでした。
そのため、最初に心にかけるストレス的な負担は大きいものになります。
やりたいことならストレスが小さく済み、やる気というエンジンで進んでいけば次の仕事もアクセルをあまり踏まずに進むことができます。
やる気に左右される生き物なのだから、逆らわずに受け入れ、それを生かすやり方をとっているのだと思いました。
この本を通じて思った事は、やり方というのは必ず自分にあったものがあるということです。
今まで教えてもらったことや今まで自分がしてきた事は、必ずしもベストの方法では無いので、もっと自分にあったやり方もあるということです。
それがわかるためには、良いと思った事は実際にやってみるということが大事なのではないでしょうか。
この書籍で学んだ重要な事も、忘れないように自分のシステム手帳に箇条書きでメモしました。
400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術
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